生命科学系の多くの研究室(特に哺乳類を扱う研究室)では、必ずと言って良いほど組織染色をやらされます。 というのも、標的の組織がどうなっているのか視覚的にはっきり見やすく手軽に行えるのが組織染色だからです。 研究室だけではなく、医療の現場でも病理解析のために組織染色は良くやられているようです。 ちょっと前のドラマですが、...
研究の現場の記事一覧
生命科学系の実験で、細胞の中の細かい構造体を見たいときには蛍光プローブを使って観察することが一般的になっています。 蛍光プローブが発する蛍光を観察する方法として、「蛍光顕微鏡」を使う場合と「共焦点レーザー顕微鏡」を使う場合があります。 「蛍光顕微鏡」は細胞を観察するような倒立型位相差顕微鏡に付属していて、手軽に使える印...
実験データを示すとき、あなたはどんなグラフを使いますか? もちろん実験系によって様々です。 薬剤投与における継時的変化を追うのであれば折れ線グラフを、二つの群の分布の違いを表したいときには散布図を使ったりしますよね。 生命科学の世界で最も一般的行われるのは、「2つの群(もしくはそれ以上)のある値を比較する」こと。そのた...
私たちに身近なグラフといえば、日々更新される新型コロナウィルスでの新規感染者の推移となってしまいましたね。 このグラフは推移を表していて数値は一つに決まってしまうのでエラーバーはついていません。 しかし、科学の世界ではエラーバーがついていないデータは信用に値しないとみなされてしまいます。 エラーバーに標準偏差(SD)と...
二つの変数に関連・関係性があるかどうかを言うためには、「相関係数を計算する」と言うステップを踏みます。 科学の論文などでは「濃度依存的に遺伝子の発現が変化する」と言いたい時には、ただ棒グラフや散布図を見せるだけではなく、「薬剤の濃度」と「遺伝子の発現量」の相関係数を計算する必要があります。 他にも「ある2つのタンパク質...
研究室にいるといろんな人がいますよね。 パッと思いつくのは、教授、准教授、ポスドク、学生... という感じでしょうか? 日本の大きな研究室には「技術補佐員」「テクニシャン」と言われる人たちがいます。 海外ではかなり一般的な職種なのですが、日本のラボにはなかなかいないのではないでしょうか。 (特に大学の研究室にはなか...
一言で論文と言っても、実は色々な種類があるんです! 新聞やニュースで取り上げられる論文って、どんな論文のことを指すのでしょう? 大きく分けて下のように分類できます。 論文の種類 原著論文(article) 総説論文(review) レター(letter, communication) 会議録(proceedings) ...
大学の研究室といえば、教授がいて...学生さんがいて... あとどんな人がいるの?と意外と知らないですよね。 教授や学生の他にどんな人がいるのか、それぞれの研究室での役割について少しだけご紹介します。 えいこ いろんな研究室を渡り歩いてきたので、 その経験も含めてご紹介していきたいと思います! 大学の研究室ってこんな感...
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えいこラボの管理している研究員のえいこと申します。
このラボでは「サイエンスをもっと身近に」をテーマに、科学(特に生命科学を中心に)の研究をわかりやすく解説していきます。
科学の世界に興味があるけどよくわからない、大学の研究室って何してるの?という疑問にお答えしていきます!
ラボツアーをお楽しみください。
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