
「ImageJマクロを使う」シリーズでは、ImageJを使って生命科学系の画像解析をするにあたって必要な知識をまとめていきます。
今回は、マクロを使って選択したフォルダの中にあるファイルのリストを取得するをできるようにしていきます。
選択したフォルダの中にあるファイルリストが取得できれば、そのフォルダの中にいくつファイルがあるのか?サブフォルダはあるのかどうか?どんな形式のファイルなのか?などがわかるようになります。
「細胞の核を数える」シリーズで描いたフローチャートの「ココ」の部分をやっていきます。
imageJマクロでフォルダ内のファイルリストを取得する
ImageJマクロを使って、選択したフォルダの中にどんなファイルがあるのか?を調べていきましょう。
ImageJマクロに組み込まれている関数のうち、"getFileList"という関数があります
説明文を見てみると...
と書かれています。
下記のフォルダ内のファイルリストを取得してみましょう。
photoフォルダの中に入っている、写真のファイル名がリストになって出力されました。
サブフォルダがある場合のファイルリスト
では、サブフォルダがある場合"getFileList"はどのように返ってくるかやってみましょう。
フォルダの名前だと"/"で終わった形で表示されました。
サブフォルダの場合は、"/"で終わるということを利用して「ImageJマクロを使う #6」でif文を書いていきます。
フォルダの中に入っているファイルの数を調べる
ファイルのリストが取得できたので、ファイルの数を取得していきましょう。
ファイルの数を取得できると、解析作業を何回すれば良いのかわかるのです。
「ImageJマクロを使う #7」でみていきましょう。
ファイルの数を取得するためには、リストの長さがわかれば良いのです。
リストの長さは".length"で取得できます。
フォルダの中に入っているファイルの数が取得できました。
次回は、選んだフォルダの中にサブフォルダがあるかどうか?をif文を使って確かめる方法をまとめていきます。