2019年のノーベル賞週間も終わり、科学界も少し落ち着いてきました。 今回はノーベル医学生理学賞を受賞した「細胞の低酸素応答の解明」について、もう少し深掘りしてみようと思います。 ノーベル賞に関しての速報記事は軽く触れたものが多く、深掘りされている記事が少ないように思います。 その理由としては、ノーベル医学生理学賞は...
2019
2019の記事一覧
先日2019年のノーベル医学生理学賞が発表されましたね。 ノーベル賞を受賞したのは、グレッグ・セメンザ、ピーター・ラトクリフ、ウィリアム・ケーリンの3氏です。 この3氏がどんな研究をしてノーベル賞に輝いたのかをご紹介する前に、ノーベル賞を受賞する人ってどんな経歴を持っているのか少しご紹介しようと思います。 どんな大学...
2019年のノーベル医学生理学賞が2019年10月7日に発表されました。 「細胞がどのように酸素の濃度を検知して応答するのか?」という謎の解明を試みた一連の研究を行ったウィリアム・ケーリン(William Kealin)、ピーター・ラトクリフ(Peter Ratcliffe)、グレッグ・セメンザ(Gregg Seme...
令和元年6月11日、政府が約10年ぶりとなるバイオ分野の国家戦略「バイオ戦略2019」を取りまとめました。 バイオ分野の国家戦略とはどういうものか? 今後どんな分野に政府が力を入れようとしているのか? を少し解説していこうと思います バイオ戦略2019ってなに? その前はどんなバイオ戦略があったの? 外国と比べて日...
「海ぶどうが単細胞」っていうニュースが出ているけど、 「単細胞ってなに?」 「どうしてあんな複雑な生物が単細胞なの?」 「詳しく知りたい!」 と思いませんでしたか? 私はこのニュースを見てびっくりしました! 今回は、「海ぶどうが単細胞だった」という発見をした沖縄科学技術大学院大学、佐藤教授と有本研究員の研究を少...
線虫、クラゲ、トカゲ、鳥、ネズミ、ヒトがみんなやっているけど、その仕組みはよくわかっていないもの。 それが「睡眠」です。 「睡眠」の間は、意識を失った状態になって外界の変化にすぐに対応できなくなってしまいます。 そんなリスクを冒してまで生物は眠るのです。 でもなんで眠るのか? 「睡眠」の正体については今の科学ではわかっ...
大学を選ぶ指標ってどうしますか? もちろん、学力的に入れるところというのが第一ですよね。 でもその大学の研究活動が活発かどうかも重要な選ぶポイントになり得ると思います。 今回は研究活動の活発さを指標にしたランキング結果をご紹介します。 その名も「Nature Index」。 「Nature Index」とは、世界各国の...
2019年7月27日の毎日新聞の一面にこんな見出しが載っています。 「学会 会員減少7割 自然科学、研究者数は増加」 科学技術振興機構(JST)と毎日新聞が調査を行なった結果、こんな現状が浮き彫りになったそうです。 総務省の統計によると、2018年の国内の自然科学系の研究者数は約79万2000人。 14年前の2004年...
国内のいろんな学会が、中高生に”学会”に興味を持ってもらおうという取り組みを始めています。 私の研究室でも1年に1回、高校生に研究室を解放して研究内容を知ってもらう機会を作っているんです。 フミ お母さん、ちゃんと高校生に説明できるの? えいこ 本当に今の高校生は優秀だから、鋭い質問が飛んできたりするのよ。 若い人たち...
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このラボでは「サイエンスをもっと身近に」をテーマに、科学(特に生命科学を中心に)の研究をわかりやすく解説していきます。
科学の世界に興味があるけどよくわからない、大学の研究室って何してるの?という疑問にお答えしていきます!
ラボツアーをお楽しみください。
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