DNA濃度、RNAの濃度、タンパク質の濃度を測定する時に欠かせないのが「吸光度法」。 「吸光度法」を語る上で知っていなければならないのが、「ランベルト・ベールの法則」です。 この記事では、「ランベルト・ベールの法則の導出方法」を簡単にまとめていきます。 ランベルト・ベールの法則とは? そもそも、ランベルト・ベールの法則...
研究の現場の記事一覧
以前所属していたラボで、教授が「エタノール沈殿(通称:エタ沈)とイソプロパノール沈殿(通称:イソプロ沈)は何が違うのかね?」と大学院生(当時M1)に聞いていました。 彼女は、「エタ沈は溶液量が多くなるけど、イソプロ沈は溶液量が少なくて済みます!」と回答。 教授は何も言わずにその場を立ち去りました。 さて、彼女の回答は正...
PCR産物のDNA濃度を測定するとき、どうしていますか? 以前、一緒に研究をしていたフランスからの留学生(大学院生)がPCR産物をNanodropで測定しようとしてびっくりしたことがあります。 フランスからの留学生みたいにNanodropで測定しちゃう学生さんは意外と多いのかもしれません。 今回は、「なぜPCR産物はN...
DNA(核酸)サンプルを定量する時、あなたはどうしますか? 生命科学系の研究室では、DNA(核酸)のサンプルを扱うのは日常茶飯事。 何も考えずにナノドロップに向う人も多いのではないでしょうか? では、エタノール沈殿ではなくPCRで増幅させたDNAサンプルはどうやって濃度を測定していますか? 何も考えずにナノドロップ行...
生命科学系なら必ずと言って良いほどどこの研究室でも行われているアガロース電気泳動。 あなたはどれくらい説明できますか? 特に核酸を扱う場合には毎日ゲルを作っているという人も多いのではないでしょうか? 研究室では常識と化している「アガロース電気泳動」ですが、その原理から様々な試薬の使い分けまでまとめておきましょう。 核...
生命科学をやっている人なら一度は出したことはある「シークエンス」。 構築したプラスミドの配列が正しいかどうか?ゲノム編集した部分がきちんとゲノム編集されているかどうか?など目では見えない塩基配列を解析する時には「シークエンスに出す」は常識ですよね。 その「シークエンス」、どうやって「読まれているか」ご存知ですか?きちん...
「クローニング」をして、目的遺伝子を導入したときに目的遺伝子が発現しているかどうか確認する必要があります。 直接的に目的遺伝子の発現を見るのであれば、mRNAのレベルではRT-PCR、タンパク質のレベルではウェスタンブロッティングを行えばOKです。 が、もっと簡単に目的遺伝子が導入できているかどうか確認できたら良いです...
生命科学系の学生さんだったら必ずといって良いほどやるのが「クローニング」ではないでしょうか? 「クローニング」を始める前に、できるようになっておかなければいけないこと、それが「プラスミドマップ」を読むことです。 「クローニング」をするにしても、増やしたい遺伝子をのせるベクターがどんな構造をしていて、どう言う手順を踏んだ...
生命科学系の研究室に所属しているなら、分野を問わず必ずと言っても良いほどやるのが「クローニング」ではないでしょうか? 必ずと言っても良いほどやるのに、研究室に配属された学生さんにほとんど説明されなかったりもするのです。 (研究室にいる人にとっては、あまりにも当たり前のことだからなのかも...) そこで「クローニングって...
培養細胞を扱うときに、最初にやるのではないかと言うのは増殖曲線を描くことではないでしょうか? 増殖曲線を描くというのは、実験のデザイン、培養細胞の扱い方、正確な実験操作・計数、毎日細胞に触れるなど、実験が上手くなるために必要な要素が凝縮されているのです。 今回は増殖曲線を描くために得られたデータから扱っている細胞の特徴...
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えいこラボの管理している研究員のえいこと申します。
このラボでは「サイエンスをもっと身近に」をテーマに、科学(特に生命科学を中心に)の研究をわかりやすく解説していきます。
科学の世界に興味があるけどよくわからない、大学の研究室って何してるの?という疑問にお答えしていきます!
ラボツアーをお楽しみください。
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